背骨の正しい人に病人はいないと言われるように、脊柱を正しく保つことが健康への第一歩です。
平床は重力に対してもっとも安定した平面であり、これで休むと全身の筋肉が弛緩し、安静に休息を取ることができます。
昼間に直立歩行することで脊柱が歪み、それを睡眠中に矯正するので、忙しい現代人にはぴったりです。

効能

  • 脊柱の不整や歪みがなおる(デスクワーク、運動不足、猫背、姿勢の悪い人)
  • 皮膚と肝臓に刺激を与え、皮膚近くの静脈を刺激し、血液の戻りを活性化させ、腎機能も高まる
  • 昼間に生じた老廃物の処理効率があがる
  • 硬枕は頸椎骨の狂いを整える(人間の頸椎は思い頭を乗せているので、いつも圧力がかかりズレやすい)

方法

ベッドの場合マットレスは使用しない。マットレスの上に板をひく。板は当院でも、販売している業者は紹介できますが、ホームセンターでも購入できます。木枕使用は、初めは痛いが、タオルを巻くなど、1日15分ぐらいから日々継続し、使用時間を延ばすこと。

●平床

就寝の時、敷き布団の代わりに、平らな板を用いると、寝ながらにして1日のうち7〜8時間を脊柱の矯正に利用でき、慣れるとこちらの方がかえって熟睡できるようになる。

●硬枕

通称「木まくら」ともいい、硬枕は平床と併用。これは特に頸椎の矯正を行う。

注意事項

※畳や板でないフローリングの上は体温が奪われるため、新聞紙を敷いた上にシーツか毛布を敷いてください。
※硬枕(木枕)は、半径が薬指の長さと同じ高さのものを選んでください。(顎が床と水平になるように)
※木枕が痛い場合は、宿便を溜めている証拠であり、健康かどうか診断ができます。