帯状疱疹の予防接種について
R7年度から高齢者の帯状疱疹ワクチンの定期予防接種が始まりました。
今年度対象となる方には、4月末頃久留米市から接種券(ハガキ)が届きます。
詳しくは下記をご確認ください。
久留米市の帯状疱疹ワクチンの詳細
予約制になりますので、お電話でのご予約お待ちしています。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。湿疹がよくなっても、「帯状疱疹後神経痛」が後遺症として残ると生活の質の低下につながりますので、予防することは大切です。
料金
①水痘ワクチン(生ワクチン) 1回接種で6,500円(税込)
久留米市からの補助は3,000円のため3,500円で接種できます。
②シングリックス(組み換えワクチン) 1回22,000円の2回接種で44,000円(税込)
久留米市からの補助は20,000円(1回10,000円)のため合計24,000円(1回12,000円)で接種できます。
※高齢者でなくても接種は可能ですが、補助はありません。
※補助金額は市町村で異なりますので、各市町村にてご確認ください。
接種方法
①生ワクチン:皮下に1回接種します。
②組換えワクチン:筋肉内に2か月以上の間隔をあけて2回接種します。ただし、病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。
接種に関する注意点
①生ワクチンは1回で済み、費用は安く、副作用も注射を打った部位の腫れは半分くらいの方にでますが、全身の副反応はほとんどでません。ただ、効果は組換えワクチンに比べると弱く、8年で30%ぐらいの予防効果との報告があります。
②組換えワクチン(シングリックス)は2回の接種でと生ワクチンと比べると費用が高いです。また一番の問題点は、副反応が強くでてしまう点です。打った部位の痛みが80%くらいの人にでてしまいます。他に全身の副反応として40%くらいの人に筋肉痛・疲労感、30%くらいの人に頭痛、20%くらい人に悪寒・発熱がでます。ただ、効果は生ワクチンに比べると高く、80%以上の方が10年以上予防できております。