西式の便秘の考え方
みなさん、どういうものが便秘だとお考えでしょうか?
4,5日出なかったら?2-3日出なかったら?毎日出なかったら?
現代医学での便秘の考え方では、数日に1回しか便が出なくても症状が何も
なかったら便秘とは言いません。
西式甲田療法での便秘は、便は食事の回数だけあるという考え方です。
皆さん、食事の回数だけ便は出ていますか?
食事をすることによって、胃大腸反射というものが起こります。
胃の中にものが入ったら、反射的に大腸が収縮し便が出るという仕組みです。
この反射がおきれば食事のたびに反射がおき、便が出るはずなので、
食事の回数だけあるという考え方になります。
よく朝食を抜いたら、便が出ないと言われますが、そうではありません。
朝起きて水を飲めば、胃大腸反射がおき、便意が出てきます。
便意がない場合は、腸の機能が落ちていると考えられます。
では、腸の機能を改善させ、便秘を改善するにはどうしたらよいのでしょうか?
病院に行って、便秘薬を処方してもらいますか?
もちろんそれでも出るでしょう。
しかし、ずっと便秘薬を飲み続けると、自分で腸を動かす能力が衰えていき、
どんどん薬の量が増えていきます。
そうならないためには、断食と水分摂取(1.5-2L)をおすすめします。
断食してすぐは、胃の中が空っぽになり、腸への刺激が少なくなり、
便が出にくくなる可能性があります。
みなさんおなかがすいたとき、おなかがグーとなること経験されたことありませんか?
空腹により腸の動きが活発になっている証拠です。
徐々に腸の機能が改善され、断食中でも排便があるようになります。
断食中は食べてないのに、便はでるの?
と思われるかもしれませんが、でます。
普段、胃腸の処理能力を超えて食べたものが、腸内に停滞しています。
これを当院の考え方で宿便というのですが、
宿便は断食をすることで出るようになります。
当院では、断食中も排便を助けるために、
スイマグ飲用、高圧浣腸を行い、
入院中に宿便を出し、便秘の解消をします。
ぜひ、健康な腸の働きを取り戻して、便秘とは無縁になって頂きたいです。